これから中学硬式野球を始めようという御家庭でも、マイカーをお持ちでない御家庭もあるかと思います。中学硬式野球をやるにあたっては、マイカーがないと不便な場合が多いです。
硬式野球の練習や試合を行うことが出来る環境はあまり多くありません。従って試合で他チームを訪れたり、別の練習場所に移るなど移動の機会が多く、また道具も多いためマイカーを活用する御家庭がほとんどです。(もちろん電車での移動で親に頼らず頑張る選手もいます!)
しかし、数多くのチームの中には、設備が充実したチームがあり、マイクロバスで最寄り駅まで往復の送迎を行ってくれるチームもあります。もちろん遠征にもマイクロバスでの移動となり、親御さんの車を稼働させる必要はありません。
そして設備が充実したチームには専用グランド、サブグランド、バッティングマシン用ゲージ、グランド整備用車両、照明設備、クラブハウス、清潔な洗面所などなど・・ 高校野球顔負けの設備を誇るチームも多くあります。
これだけの設備があれば、選手もさぞかし充実した野球生活を送れるだろうと思いますが、当然ながらなんらかの負担を伴います。経済的な負担か労働負担かどちらか、または両方です。
中学硬式野球の場合は特に、設備が充実しているチームには他のチームが頻繁に試合をしに訪れます。この時は自チームは「ホスト」としてお客さんを受け入れる側となり、お父さん方は設備の整備や補修、清掃また駐車スペースの整理など、またお母さん方はビジターのチームの選手にスープやデザートのサービスなど、たくさんのお仕事が発生します。
河川敷にあるチームの苦労も格別のものがあります。台風や大雨、降雪への対応で、その都度召集がかけられ、お父さん方が全員で対応に当たるなんてこともしばしばです。
軟式野球と違い、硬式野球の場合はネットもそれなりものもを貼らなければなりませんし、選手やスタッフ、お手伝いのご父兄のためのお手洗いなど仮設の施設を増水の恐れがある場合、すべて撤去したり・・ 専用の用地にグランドを持つチームではないような苦労があるようです。
選手からするととてもいい環境ですが、親御さんの努力なしではキープすることができない環境であることも確かですね。