高校で悔やんでも遅い! 物を言う日常の鍛錬

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多くの中学硬式野球チームは土日が活動の中心。毎日活動の部活と違い、平日は多いチームでも2〜3日、3時間程度の練習がある程度です。つまりチームでの活動より、個人で管理しなければならない時間の方が圧倒的に多いのです。
 
 
そんなことから私の知っている指導者は「土日の練習は平日の鍛錬の成果を見せに来るところだ」なんていう人も多いくらいです。実際後になればなるほどジワリジワリとその鍛錬が積み上げられているかどうかの差が如実に現れてきます。
 
 
チームによってはトレーニングコーチが在籍しているチームもあり、日常のトレーニングメニューを細かく指定しているチームもあるようです。
 
 
では中学硬式野球の選手が日常で行うことができる鍛錬って、何があるのでしょうか?
 
 
最もスタンダードで嘘をつかない結果をもたらしてくれるのは、やはりランニングでしょう。高校野球部では毎日練習前に必ず10キロ走をする、なんていう高校もあるというくらい。高校に入ると走力の要求レベルが大きく上がると思います。従ってランニングは欠かせないトレーニングメニューです。
 
 
野球で必要となる走力といえば、やはり基礎として持久力、そして特に大事なのは瞬発力ですよね。20〜30m程度のインターバル走(全力でダッシュし、休みながら戻り、またダッシュする)が特に有効と言われています。
 
 
ラントレーニングを多くする人の中で、たまに膝を故障してしまう選手がいますので注意が必要です。特に体重が重い選手は要注意です。
 
 
高校に行くまでに手に入れたい体力としてランニングに匹敵するくらい重要なのは「体幹」です。体幹トレーニングは自宅でできる自己鍛錬としては最も有効です。全てのスポーツに不可欠といっても過言ではない体幹トレーニングですが、トレーニング方法もインターネットや書籍に豊富に情報がありますよね。とても手軽にできるトレーニングですが、しっかり体幹ができている選手の打撃、投球、守備、全ての向上に確実につながります。
 
 
野球選手の自己鍛錬の王道といえば、やはり「素振り」ですよね。地味な努力ですが、自分で明確な狙いを持って粘り強く続けている選手は明らからに変わってきますし、どんな指導者から見ても普段からやっているかやっていないかは自ずとわかるものです。人によっては1000本近い素振りを毎日する人も結構いますよ。
 
 
体を動かすトレーニングはもちろん重要ですが、体を動かさないトレーニング「食トレ」もチームによってはかなり重要視されます。チーム指定のお弁当箱に決まった量のご飯を持って来るよう指示のあるチームもあります。また毎週体重を計測して確実に増やすよう指導を行うチームもあります。練習の途中でプロテインを摂取するチームあるとのことです。これも当然あとあとで効いて来ることです。
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