初めての硬式野球。道具の準備は?

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さあ!いよいよ中学硬式野球の世界に飛び込むぞー!というからにはピカピカの道具を揃えて準備万端!!という向きもいらっしゃるかと思いますが、様々な指導者が仰っている通り、最初はグラブも小学生の時のもので十分。バットもチームのものを借りることができると思いますので、いきなり新しいものを揃える必要はありません。
 
 
しかし守備のポジションは入団当初ばかりでなく、3年生になるまで変わる可能性があり、それによってグラブは各ポジション用のものを揃えなければならないものかと考えてしまいますが、硬式用のグラブは高価なものが多いです。
 
 
内野、外野、投手であれば、ある程度使いまわすことができると思いますが、特に汎用性のないキャッチャーミットやファーストミットの場合、ポジションに定着しない限りすぐに購入することは難しいと思います。その場合はチームで保有しているミットを借りることができるケースが多いです。
 
 
ポジションは自分がやりたいポジションをある程度尊重してもらえるチームが多いと思いますが、チーム事情によって予期せぬポジションにコンバートされるのは小学校時代と同じです。ピッチャーはピッチャーである程度固定されることが多いと思いますが、よくあるのはズバ抜けて肩が強い選手は思いがけず未経験だったキャッチャーを任命されることがあるなど、いくつかのコンバートのパターンがありますね。
 
 
様々な考え方があると思いますが、中学野球くらいからは、それぞれの選手ごとに2つ以上のポジションができた方がいいとよく言われています。選手の引き出しを多くするだけでなく、コーチや監督もその方ができるだけ全員を試合に出したいと考える場合に、1ポジションしかできないと起用の仕方が難しくなるのだと思います。
 
 
さて、道具選びについてですが、中学硬式野球で使用する道具は、グラブは高校球児、または大人が使用するものと同様のものを使う場合が多いです。
 
 
お父さんの時代でも、あるいは現在でも高校ではバットはチームのものを使うのが普通だったと思いますが、今の中学硬式野球チームでは2年生くらいになると、バットは自前で用意する選手が多いですね。
 
 
中学硬式野球のバットは高校野球で使用される900グラム以上のものよりやや軽く、少し短いものが中学硬式用として販売されています。実際の重さとしては700グラムから900グラムの間のものが多いです。
そして3年生のころには高校野球への準備として900グラム以上の重いバットを使う選手が増えてきますね。
 
 
バットのウエイトバランスは最初はミドルバランスで振り抜きのいいものがオススメです。中学硬式野球では、できるだけ早くスイングスピードを速くしていく必要があります。ある程度のスイングスピードが出てきて、さらに飛距離を伸ばしたいというタイミングでトップバランスのものに変えるのもいいと思います。
 
 
最近中学硬式野球選手が使用しているバットで目を引くのは、打球部とハンドル部が分かれた「ハーフ&ハーフ」構造のバット。ディマリニ社の「ヴードゥ」ですね。こちらは打球の飛びにこだわったトップバランスのバットです。先ほども触れましたが、ミドルバランスからの乗り換えには「慣れ」の期間が必要だと思います。またスイングスピードにまだ自信がない、という選手にはやや難しいバットかもしれませんが、飛距離はお墨付きです。
 

 

 
当然ながら、こちらはいずれの中学硬式野球リーグでも使用できるバットです。見た感じもツートンカラーで選手の人気も高いようですね。
 
 
グラブについてはバットよりさらに高価です。大事に使っていかなければなりません。グラブレース(紐)が切れてもこまめに交換して使用したいものです。かなり使い込んでクタクタになっているグラブでも、グラブレースを全体的に交換するとかなりパリッとするものですよ。
 
 
グラブ選びはあくまで選手自身との相性が全てで、一概に何がいいとは言えませんが、ポジションによって人気のあるメーカーはなんとなく違いますよね。キャッチャーならハタケヤマ、内野手なら久保田スラッガーやドナイヤなど、それぞれメーカーのこだわりが詰まった逸品ぞろいです。
 
 
特に学童野球出身の選手は硬式野球グラブの最初の硬さに驚くと思います。しかし型を付けて、開け閉じができる程度にして、あとは練習で使用していけばあっという間に柔らかくなりますのでご心配なく。
 
 
購入時にスチーム加工や湯もみなどの加工を施してくれるお店も多いですが、プロのように即戦力としない場合は、それらの加工をしなくても特段問題はありません。それにもともと硬めのハタケヤマのミットなどは、湯もみまでやってもさほど変わらないものです。あと購入後にオイルやローションを塗ってしまうと湯もみ加工はしてもらえませんのでご注意を。
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