指導者でみる中学硬式野球チーム選び

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中学硬式野球のチームに限らず、チームのカラーは指導者のカラーが色濃く反映しています。中学硬式野球の指導者は高校野球部の指導者はよりは多くのタイプが存在するように思います。
 
ほとんどの指導者は大学、社会人、プロ野球経験者です。そしてつい先日まで第一線で活躍していた方や、そういった現場を離れて久しい方もいます。
 
プロ野球出身の指導者
 
指導者やスタッフが著名な元プロ野球選手が在籍するチームには、まず選手のお父さんが反応しますから、チームもホームページに目立つように掲載しますよね。
 
いうまでもなく元プロ野球選手だった指導者は大変優秀なプレーヤーです。しかし優秀な「指導者」であるかどうかは保証されているわけではありません。そしてその元プロ野球選手が活躍した時代も、どの時代の選手だったかによって、野球観も変わりますし、野球教育観も変わります。
 
あくまで一般論ですが、元プロ野球選手でも年配で、厳しい世界を独力で這い上がってきた方は少年への指導は一辺倒な印象を受けますね。これはプロに限らず、社会人野球でもそれなりに主力で、才能で渡ってきたタイプの人は同様に指導が一辺倒な印象がありますね。
 
もちろん選手も指導者との相性がありますから、プロ選手として実績があれば良いという話ではないですよね。実際にプロ野球選手としてはあまり認知されていないけれど、少年野球の指導に卓越したノウハウを持つ方もいます。
 
むしろ選手時代に苦労しながらも陽の目を見ることがなく、引退後も勉強して活路を見いだしたタイプの指導者は、一人一人の選手の特性を見ながら的確な指導をするように思います。
 
選手のお父さん方も、昔ながらのスポ根父さんだけではありませんし、ネットの普及もあって最新の指導メソッドをよくご存知のお父さんも大勢いますから、プロ野球時代の名声だけではなく、現在の指導力に目を向ける必要があるのでは無いでしょうか?
 
 
選手の保護者出身の指導者
 
お世話になったチームへの感謝の気持ちと、息子が高校に行ってしまってできた心の隙間を埋めるために指導者となる人も多いですよね。このタイプの指導者には野球の指導はそこそこに、中学硬式野球での生活面や進学面に関するアドバイスが受けられる、意外と頼れる存在です。卑近の進学問題や生活の相談をすると、かなり詳細なアドバイスが受けられるはずです。
 
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