中学硬式野球をやっている選手でも高校から「〇〇費用を免除するから来てほしい」などと特別な条件で特待生となる選手はごく一握りです。とはいえほかの選手は全て一般入試で高校を受験するだけなのかといわれれば、そうではありません。
段階としては様々ですが、私が聞いた中では次のようなパターンがありました。
●特待生
条件は様々。学費の免除、寮費の免除、ベンチ入りやスタメン入りの確約などもあるらしい?!早い人は2年になるころには確約をすでにもらっている人もいる。
●推薦入試
選手としても認められ、一定の学業成績や学校生活に関する条件を満たしていれば、推薦枠での入試を受けられる。入試の成績次第での合否となるため確約はない。
●一般入試(野球部入部確約アリ)
強豪校になると一般入学の学生は野球部に入部できない高校もあるが、このパターンは一般入試で受かれば入部させると確約するもの。
●一般入試
一般入試でも見事合格して、真正面から野球部に入部を狙う。
他の地域にもその名が轟いているような選手は、本当に早い段階で入学の確約を得ている選手もいますが、それ以外の選手の場合はある程度の確約を得ていても正式な確定は3年の冬にはなる場合が大多数のようです。
強豪校の中には勉学の成績はほぼ気にしない、という学校もあるようですが(さすがに成績に1があるのはまずいと聞きますね)、最終的に身を助けるのは普段培った学力という傾向はますます強くなっているように思います。
これは高校から先も同じです。野球で生きていこうと決めても、学生である以上勉学が本分であることをお忘れなく。